タイ
 
バンコクのタイ古式マッサージは激安 2時間でたったの300バーツ、約900円ほどですむ。写真はマッサージしてくれるお姉さんたちの路上での夕食。
 バンコクのクイーン・シリキット国際会議場で、日本の食材を一堂に集めた見本市としては初の『日本食品フェア』が12月8日から12日まで開催された。インドなどアジア各地を回った足でここに来て、いろいろ日本食を試食すると、日本酒をふくめた日本の食べ物は、すべてが洗練されており、世界に誇れるハイテクの塊で日本食は世界1だと実感する。
 この見本市には、日本の大手食品メーカーをはじめ、ご飯のフリカケで有名な丸美屋食品工業、冷凍寿司なのに握ったとたんの新鮮な味で有名な北海道の小樽市の海鱗丸(かいりんまる)ビール株式会社などのブースも試食ができるとあっていつも人ごみができている。ジェトロ(JETRO)が農林水産省の委託を受けて開催した。
      
   
 バンコクで最大の公園がクイーン・シリキット国際会議場(ナショナル・コンベンション・センター)の隣の大きな池を中心とした『スアン・ベンジャキティ公園』が以前からある。このほど大規模な造園が行われ、上記『日本食品フェア』が開催されているさなかの12月9日、オープニングが行われた。シリキット王妃の72歳のお誕生日を記念して造られたもので、シリキット王妃を迎えて開場が9日夕刻に実施されたが、いつも泊まっているホテルからこの公園を歩いてクイーン・シリキット国際会議場の『日本食品フェア』に向かう時にとったのが以下の写真。オープニングの当日の朝だというのに、まだ芝生が運び込まれて完成していない部分の緑化工事が行われていた。バンコクでスクムビット通りのホテルに泊まる方には、早朝のこの公園の散歩がお奨め。
   
講演するスチャート副首相
 
 バンコク(盤谷)日本人商工会議所が2004年9月27日にバンコクのデュシタニホテルで創立50周年を祝った。同会議所は1954年9月27日にバンコクの日本企業30社で設立されたが、88年に500社に、94年に1,000社を超え、2004年9月現在では1,221社。
 同パーティで記念講演したスチャート副首相(HE CAPT. Suchart Jaovisidha)はタイへの外国投資の50%が日本でタイの貿易の19%(300億米ドル)が日本とのもの。あなたのカネはタイで使って安全で、税制も東南アジアでもっとも優れていることを強調してより投資を呼びかけたが、バンコクの欧米人向けの歓楽地であるパッポンの名を講演中に2回も口にしたなどタイが快楽な地であると強調した。もっとも副首相もタイと日本とのFTA(自由貿易協定)を進めたいことも訴えるのを忘れなかった。
 

左はタイ最大手の銀行である。
農民銀行の看板だが以前はずっと繁体字の漢字が
使われていたが最近では簡体字に変わった。

最近開業したブリジストンの新大型タイヤ工場
脱サラの『ニコニコ亭』も開業、チェーン店展開へ
 
日本食がさらにブームに
右が斎藤さん、左が池田さん 『ニコニコ亭』入り口で
 日本に行ったことがないタイ人にも本当の日本の味がわかる人が増えている。
 バンコクにある約400店の日本食レストランには平均3人のコックがいるので計1,200人の日本食をつくれるタイ人コックが育っている。「2万バーツ(約6万円)以上の給料を払ってタイ人コックを採用すると、日本から来るレベルが低い日本人コックよりも良い味が出す」とある日本食レストラン経営者が評価した。
 日本で日本ユニシスの技術者だったのを脱サラしてタイにやってきた斎藤文孝さんは、これまでにタイで日本企業の昼食向けの仕出屋、日本人の集まるタニヤと呼ばれる地区で『タニヤ温泉』という名のサウナなどの経営をしてきたが、日系企業が多く入居しているアマタ・ナコーン工業団地のすぐ外に『ニコニコ亭』という日本食レストランを開業した。

 タイの高級日本食レストランではなく、ラーメンをメニューの中心にした日本食レストランとしてアマタ・ナコーン工業団地に進出している日系工場の日本人が昼食だけでなく夜食でも利用している。しかし、今後はタイ人客を増やしていく方針。斉藤さんによると、「ニコニコの店の名はいつもにこにこしていたいという希望をつけて名づけました。タイ人が日本の本当の味の日本食を食べるようになってきた今こそ気楽に食べられる日本食レストランの展開がビジネスチャンスだと思います。しかしチェーン展開するには資金不足なので協力してタイでチェーン店を共同経営されたい方を募っています。多店舗展開できるようにタイ人コックも育て従業員教育にも力を注いでいます」(同)という。
 斎藤さんと日本ユニシスで同僚であり、バンコクでコンサルタント業をしている池田賢二さん(TNSC社長)が斉藤さんの店の料理や経営を応援している。池田さんの家業が栃木県で日本食レストランをしていたため、池田さんは幼少の頃から料理作りを母から伝授されていた。

日系工場に配達される『ニコニコ亭』のお弁当
 斎藤さんと池田さんは「タイ人が味を知った今こそ、本物の日本食の味で負けないが安い中クラスのレストラン展開は時期を得たもの。当面3−4店のチェーンにしたい」という。
 昼食時に『ニコニコ亭』に行ったが日本人客で満杯。筆者はその日の昼定食を食べたが、豚の生姜焼きにキノコとナスの炒めもの、卵料理にシラスのおろしがついていた。他の客を見ると、この日替わり定食が多いが、ラーメンだけ、ラーメンと半チャーハンや半餃子とのセットを食べている人も多かった。
 早朝から近くの日系工場向けに昼の弁当の仕出しも行っている。
 モータリゼーションが進んだタイでは、レストランかその近くに駐車場があることが必要だが、『ニコニコ亭』には十分な駐車スペースがあるので夜の客も増えている。
BMCL(バンコクメトロ)が開業
 
7月3日土曜の夜からタイで初の地下鉄20キロがバンコクで営業を開始した。
 
 ファランポーン駅からサンデーマーケットが近いバンスー駅まで18駅あり、同日夕刻にプミポン国王夫妻が初の乗客となりました。
最初の1か月では1回の乗車が10バーツの特別料金でそのご数倍の《割引》で運行されます。最初の1か月の収入はすべて国王の事業に寄付される。すでに数分ごとに運行されており、道路が混雑する目的地に行くにはきわめて快適になりました。8月12日のシリキット王妃誕生日に正式運行が開始。
 25億ドル余を投じて完成したこのバンコクの地下鉄はサンデーマーケットがあるモチット駅、アソークなどで高架鉄道(スカイトレーン)駅と連絡しバンスーまでの約二十キロが完成した。全部で18駅ある。正式運行開始後には日に25万人の乗客を見込んでいる。初年度は12-31、次年度から14-36バーツの運賃を予定している。地下鉄車両を製造したのはスカイトレーンと同じドイツのシーメンス社。シーメンスでは今後の両鉄道からの車両の受注を見込んでタイでの車両の現地生産を計画している。

 数年前にできた高架鉄道(BTS)の駅には少なかったエスカレーターが今回の地下鉄には多く、ほとんど階段を使わなくてもホームや地上に行け、BTSにはなかったトイレも少ないながら用意されています。
これまで日本が援助したプロジェクトのほとんどに『日本が協力した』などと知らされることが少なかったのですが、地下鉄の各駅には『この地下鉄は日本の援助で作られた』という看板が壁に張り付けてあります。これはタイにしてはかなり珍しいことで、今回、日本の援助で稼動したこの地下鉄では工事は熊谷組など日本企業も参加、車両については日本の三菱電機が納入する予定でその設計も進んでいた後にドイツのシーメンスの車両に変更されました。『この地下鉄は日本の援助で作られた』の看板はそんな経緯の後ろめたさ?を埋め合わせするものかなあ、と感じました。
 BTSが地下に入ったという感じで操業数日にして、仮運行ながら、道路混雑を避ける重要な「足」にすでになっています。BTSの延長工事が進んおり、今後は、バンコク都心部(BTSのパヤタイ駅付近)から建設中のスワンナプム国際空港間、古都チェンマイにも地下鉄などが計画されています。
      
バンコクに雲助タクシー急増
 
 バンコクの個人タクシー(上部が黄色で下部は緑のタクシー)ではメーターを改造したのが増えている。
タクシーに乗り込んですぐにラジオなどの音量が大きくなったら要注意。メーターが早く上がるように設定がかわったのかも知れない。
 そんな外国人に不当メーター使用のはこの個人タクシーだけ。通常よりも何割も運賃が高くなってソンをする。
タイ人は日本より金持ち?
 
バンコクへも中国人観光客がラッシュ。今やタイ人観光ガイドのかもは日本人でなく中国人だ。
 日本で「100円ショップ」を展開する大創産業が今年5月末にバンコクに進出した。その1号店はタイの原宿と言われる若者の町、サイアムスクエア内で、大創産業が製造し、日本でおなじみの約5,000点のオリジナル製品を並べている点は日本と同じなのだが、バンコク店では1個が100円ではなく、60バーツ(約180円)と日本より高い。にも関わらずタイ人客でいっぱいである。

 バンコクのアソク通りとスクムビット通りの交差点にある5星ホテル内で日本人が経営する日本食レストランの昼食バイキングは299バーツ(約800円)と安めなのにも関わらずに客の入りは少ない。だが、台湾系企業であるバンコクの「OISHI(日本語で美味しい)」集団(オイシ・グループ)」の「味」という日本食バイキング店は500バーツ(約1,500円)するにも関わらずタイ人客であふれている。タイ人を顧客として月に数億円以上稼ぐこの日本食バイキング店の料金は、バンコクの最低賃金の倍以上にあたるが、昼間からタイ人で満杯。
 「味」は日本人にとっては美味しくないが、タイ人が好む「日本食」をタイ人の中上流層という 客層に絞り飽きが早いタイ人の気質を見越してのメニューを用意した。例えば@ウナギ料理、 ステーキ料理、刺身料理などで毎月のプロモーション料理 Aバイキング(食べ放題)方式B日本食に限定せず海鮮料理、中華、タイ料理も用意B追加料金は酒類だけでそれを含めた簡単明瞭な会計D食事代のコーヒー、ソフトドリンクなどすべてが込みC高級品好きのタイ人の趣味に合わせて日本人が経営するタイ人向けレストランよりも料金を高く設定した。

 ホンダの2輪車のタイでの販売会社の日本人社長は、「タイ人はプライドが高く、ベトナムやインドネシアなどで見られるように中国製などのホンダの偽ブランドの2輪車がタイで出回る心配はまったくない」と言うし、タイのデンソーの竹内社長も筆者に、「タイで儲けるためには高級車を製造しなければダメだ。安い車はタイ人は見向きもしない」と断言した。これらも見栄っ張りのタイ人には安いモノ、ニセモノに関心がないことを示している。
タイの最近の風景
 
バブル崩壊のまま放置されたビルもある
旧サイアムスクエアのインターコンチネンタルの跡地に大林組が大コンプレックスを建設している。BTS(高架鉄道)のサイアムスクエア駅から2004年6月撮影

バンコク郊外のショッピングモールでは土日は家族連れのレストランでの食事を廊下にまで順番を待っている。日本料理店もほとんどの客がタイ人。家族での食事の支払いは最低でも1,000バーツ(約3,000円)を超える。

シンガポールからタイのバンコクまで汽車で戻る。
朝、食堂で。
発禁になったタイの切手
 
左端に上半身全裸の女性が僧侶の法話を聞いている。
また指が5本ある踊り子(右端の人物)

バンコクにいるナイフ作りの名人
 
 今回名刺を頼んだ印刷会社の親父であるキッチャー・ポンワルット氏である。本業の印刷を奥様と娘にまかせ、自身はこんな高級ナイフを週一本のペースで作っている。ナイフの材料も日本製、スウェーデン製などを特別輸入、タイ材ではウタリ県で採れる鉱物を入れることが強いナイフを作れる秘訣とか。名刺はこれまでマービンクロンセンターの中のどこかの名刺屋に1時間で作ってもらっていたが、キッチャーさんの印刷会社の方がずっと安い。破れないタイプの名刺で1枚がたった2バーツで作ってくれる。しかし本などが中心で名刺はメインではないので、できあがりまでに数日間はかかる。
 工場と家族が住む家はバンコクのスティサン通りの東急建設との合弁もあるタイの建設会社チョーカンチャンビルの正面。足の踏み場もないほど狭い印刷工場の隅でナイフ作りに励んでいる。お嬢さんがアドーブのソフトを駆使して私の名刺の下書きをスキャンしてくれた。「このソフトは、ナイフを10本以上作れる5万バーツもしました」とキッチャーさん。
バンコク到着時の情報
 
 タイのバンコクに毎月のようにいるので、初めてバンコクに来る人や家族などからバンコク到着時の注意などについてアドバイスを求められます。
 そこで以下、最近ある友人のために書いたEメールの返事に少し付け加えてこのホームページに掲載します。

 空港からホテルまでの交通手段ですが、行き先を書いた紙をタクシー運転手に渡し、客が乗りこむメーター・タクシーが一般的です。
 タイのバンコクの国際空港は2つのターミナルに分かれている他、すぐ隣に国内線のターミナルもあります。この計3か所のターミナルに停まりながら客を集め、バンコクの主要地区に運ぶバスが10−20分置きに出ています。
 バンコク市内なら目的地まで100バーツ程度と安いです。またリゾートのパタヤなどへの長距離バスも同じ会社が運行しています。
 これはベンツのバス(タイで組み立てた本物のベンツの中型バス)であることを確かめてから乗ってください。各ターミナルの建物から外に出ると、空港内の道路を車が右側から左へと流れていますので、少し左方向に進むとそのバスの駅があります。そこで前売り切符を買うときに何分くらい待つか聞いてください。
 空港内ロビーにはホテルなどへのリムジンの客待ちのタイ人が話しかけて来ますが危険人物ではないですが、1千バーツほど請求されます。
 あまり教えたくはない情報ですが、私の場合、迎えがないときには、到着して3階の出発ロビーまでエレベータで上って、出発のために空港まで来るタクシーが客を降ろしているのを見つけてその客が降りた後に乗りこみます。
 オマワリさんも近くにいますが、これまで数百回にわたって、とがめられたことはありません。ある程度のタイ語が話せる必要はありそうです。

 バンコク中央駅はファランポーン駅です(タイでは L を N で発音しますからサターニー(駅)ファランポーンと言ってください)。また、オリエンタル・ホテルと言っても通じません タイ語では オリエンテン ホーテン となります。
(アジアジャーナリスト・ 松田 健)
URL http://www.ne.jp/asahi/asia/halohalo/
E-mail mazda@k.email.ne.jp